お魚大好き!養殖業で若者活躍中。〈後編〉
2015-09-15
今回は岡田水産有限会社(以下、岡田水産)のお仕事見学の後編です。
この春に水産高校を卒業したばかりの伊藤雪野さん。
フレッシュですが、自分の道をしっかり見定めているという印象の女性です。様々な仕事がある中で、直島で養殖業に就いたのはなぜでしょう。
「小・中学制の頃を過ごした直島へいつか戻りたいな、という気持ちが前々からありました。」
船と海と魚が大好きで、水産高校へ進学したという伊藤さん。直島には、家族と海との思い出が詰まっていたようです。
「高校の乗船実習で船に乗る中で船、海、魚への思いが確信になり、この3つが揃っているのが養殖業だと考えました。それから就職先を探すために香川県庁の水産課に電話をして、岡田水産を紹介してもらうことができました。」
実は、岡田水産では新卒採用も、女性の採用も初めてだったそうです。
伊藤さんは現在、ハマチ、カンパチの餌やりを担当しています。実際に働いてみてどうですか?
「現在はまだ出荷を経験していないので、正直どんな感じかわかりません。笑
今までは教科書の世界しか知らなかったので、年末の出荷が楽しみです!」
見学に行ったこの日は、生けすごとに600kgもの餌を約30分かけて投入していました。伊藤さんが操作する大きな機械で、魚粉と季節の魚(今日はイワシやアジなど)を船上で混ぜ、お団子にしていきます。そして、船から伸びるパイプから、このお団子が勢い良く飛び出すと、ハマチやカンパチが大喜びでピチピチ跳ね回ります。
「毎日の餌やりでは、魚が喜んでピチピチいっているのを見るのが、一番幸せです!」
お休みの日には、釣りをしたりお買い物にいったり、地域の行事にも参加しています。直島での暮らしはどうでしょうか。
「直島に住んでみて、いかに自分が魚を好きかわかりました。毎日魚に囲まれて幸せです。笑
人と繋がりやすい若い人に、もっと移住して来てもらえたらいいと思います。」
最後に同世代の人へ向けたメッセージを。
「とりあえずなんでもやってみよう。そして、厳しい環境でも諦めずに続けることが大事です。そしたら、必ず夢は叶います!」
敬礼もびしっと決まっている、伊藤さん。このように、若い力がこれからの直島の水産業を盛り上げてくれるといいですね!
岡田水産のお仕事に興味のある方は、こちらまでお問い合わせしてみてください。
〈岡田水産有限会社〉
香川県香川郡直島町4782-7
Tel. 087-892-3133
*常に求人がある訳ではありません。予めご了承ください。
*前編はこちらから。