陸と島を結ぶ仕事。

 

本日のお仕事見学は、四国汽船株式会社宮浦支店（以下、四国汽船）へ。
宮浦支店、支店長の下津さんにお話を伺いました。

直島ではおなじみの四国汽船。フェリーと小型旅客線で直島からの主要６路線を運行しています。
船が運ぶのは人だけではありません。車はもちろん、手紙や物品、資材等、直島町は島ですので、私たちの生活や仕事にかかせないものがたくさん海を渡ってきます。

さて、そんな四国汽船のお仕事にはどのような業務があるのでしょうか。

「まず、大きく分けて、陸上と海上の業務があります。海上の業務は主に船員として船の運行に関わります。」

海上の業務のイメージが強かったのですが、陸上でも様々な業務があるそうです。支店長である下津さんも、直島で陸上の業務に長く携わってこられました。

「わかりやすいところでは、チケット販売や船の乗り降りの誘導ですね。でも、他にも宅急便の配達や、ドラム缶やパレットのような宅急便では送れない業務用の物品を4tトラックで輸送しています。宮浦支店の仕事は、主にこれらの陸上業務になります。」

現在、宮浦支店では現在十数名の方が働いていらっしゃるそうです。
もちろん島内の方もいらっしゃいますが、島外から始発の船で通ってこられる方も多いとか。

「直島に住んでいただき、ぜひ長く勤めていただきたいと思っています。体を動かす事が好きな、若い方に来て頂きたいです。」

下津さんご自身も直島ご出身です。四国汽船のお仕事を通して、直島の変化を感じる事はあるのでしょうか。

「30年前は、お客様は島民か仕事関係で訪れる方で便数も現在より少なかったんです。今は、旅行客の方が多くなりましたが、特に最近は海外の方が多いと感じます。観光協会との連携も重要になっています。」

時代に寄って、仕事のやりがいも変化して行く様です。
一方で変わらない事もあります。

「貨物の配達時には、地域の方とふれあうことが多くなります。お届け先の方が荷物を楽しみにしていたり、大切なものを手渡しした時に喜んで頂けたりすると、こちらもうれしくなりますね。」

地域との繋がりは昔から変わらないようです。船会社の方が届けて下さる荷物があるのは島ならでは。そして、もう一つ変わらないもの。

「陸上の仕事でありながら、船や海の近くで仕事ができる事も魅力の一つだと思います。」

瀬戸内海の美しい眺め、そしてときには心地よく、時には厳しい海風。
海の傍で働きたい方にはうれしいお仕事環境です。
現在もいくつかお仕事の募集をされています。

「ひとつは、貨物の業務です。4tトラックを運転出来る免許を持っていてくださったら助かりますが、経験はなくても構いません。お休みはシフト制。力仕事ですので、体力のある健康な方に応募して頂きたいです。そして、もちろん人間関係を大切にしています。」（詳細はこちら）

直島の島民にとっては、とても親しみのある四国汽船。
時代の変化に対応しながら変わらない部分もあり、島での暮らしを支えてくださる会社です。

四国汽船の直島でのお仕事に興味のある方は、下記までお問合せください。

〈四国汽船株式会社　宮浦支店〉
香川県香川郡直島町2249番地40
Tel  087-892-2657
Fax  087-892-2656