家プロジェクト「角屋」 “Sea of Time’98” タイムセッティング2018~継承~に参加してきました!

2019-03-19

瀬戸内国際芸術祭2019までもう少し。みなさんも楽しみにしていることかと思います!
今回は、1月25日より新しくなった家プロジェクト「角屋」の歴史を振り返りながら、去年開催されたタイムセッティング2018~継承~の様子と合わせてお届けします!さて、なぜ今回このタイムセッティング会に参加できたかと言うと・・・なんと地域おこし協力隊の二人とも継承者としての参加でした!平松さんは継承する権利を譲ってもらい、私は見事応募者の中から当選!そんな運の良い二人が直島ならではの貴重な体験をしてきました~♪

‐角屋の歴史
1998年に家プロジェクトの第一弾としてオープンしたのが「角屋」。この家屋は200年ほど前に建てられ、漆喰、焼杉板、本瓦を使って修復されたそうです。建築は山本忠司氏が手掛けられました。中に入ると広間全体に浮かび上がるデジタルカウンターの光が印象的な作品です。きれいな海に命=時間が光っているイメージで作られたそうです。1から9までそれぞれの速さで動いていて、この速さを設定したのが直島町民の方々。オープン当時の町民の反応は「わけのわからないものだけどきれい」だったそうですが、身内のように町民に可愛がってもらえる参加型作品となりました。

‐継承
今回、20年もの時を経て新たに125個のLEDカウンターのタイムセッティングをすることに。当時タイムセッティングされた方に継承してもらうため、連絡を取るも島外へ出られた方や亡くなられた方もいたので新たに町民を対象に募集をしたところ、19名が選ばれました。なんと6倍もの応募があったそうです!

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‐タイムセッティング会の様子
2018年12月2日(日)、直島ホールにて家プロジェクト「角屋」”Sea of Time’98”
タイムセッティング2018~継承~が開催されました!宮島達男氏からのレクチャーもあり、角屋が出来た経緯などもお話いただきました。レクチャー後はタイムセッティング作業。テクノロジーの進化により、コンピューターに打ち込むだけで良いとのこと。用意されていた記入用紙に設定したい時間とその理由を記入し、宮島達男氏本人から直々に証明書を受けとり、タイムセッティング完了。地域おこし協力隊の二人は対照的で、平松さんは「0.7秒」と早く、私は「8.6秒」と遅め。
  
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‐メンテナンス後の角屋の様子
LEDライトの輝きが増していたのと、以前は「真っ暗な部屋」が印象的でしたが、現在は外から自然な光が差し込んでいて、また違った印象的な空間となっていました!自分たちが作品に参加できた事で愛着もわき、より好きな作品になりました。

これを読んで「角屋」に詳しくなった皆さん!ぜひ継承された「角屋」を体験しに行ってみてください♪

筆者:地域おこし協力隊 本橋

2019-03-19 |

 

 

 

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