日々の発見。ともに成長。〈後編〉

2016-03-21

ごはん_350

今回は直島町立幼児学園、お仕事見学の後編。

保育補助員の清水めぐみ先生にお話を伺いました。
清水先生は兵庫県出身。なぜ、幼児学園のお仕事に就いたのでしょうか。

「1人旅をしていて、たまたま高松から直島行きの船を見つけて乗ったんです。そして、たまたまカフェの方が人手に困っていて、縁を感じてそこで働き始めました。そして、いつの間にか暮らし始めて4年が経ちました。笑」

カフェで働く日々の中、今度は幼児学園の人手不足を知り、幼児学園の臨時保育補助員に。
今ではフルタイムで大活躍しています。

「仕事を始める決め手は、直島の子供達がのびのびしていてとても素直で可愛かったから。今は仕事が楽しいです。そして、何よりも直島町の仕事ができて、子供達が元気に”清水先生!”と呼んでくれるのがうれしい!そこに充実感があります。」

清水先生は、今年度1~2歳児を担当。お仕事は朝8:00~夕方16:45まで。
お昼は子供たちと一緒に、給食を食べます
土曜は1ヶ月に1〜2日出勤します。
先生方はみんなのお昼寝中に交代で休憩をとるとのこと。

しみず_533

 
園児と遊ぶ以外にも、季節の行事の飾り付けをしたり、町のイベントに子供たちと参加したりと大忙し。
中でも清水先生のお気に入りは幼児学園から小中学校、大人まで全員で参加する町民運動会。

「町民運動会は、子供からおじいちゃんおばあちゃんまでみんなで参加できて楽しいですね!」

笑顔で時には真顔で園児に応える清水先生。賑やかな時間は続きます。
それでは、幼児学園でのお仕事の特徴はどうでしょう。

「直島では中学3年生まで、ずっと同じクラスメイトと過ごします。それは私自身経験した事がないので、頭の隅にありますね。私と同世代の方でも、直島の方は同級生同士の繋がりが強いように思います。
 また、幼児学園では少人数を生かして、他の年齢や小学校・中学校との交流が盛んなところがいいと思います。刺激があるのか、年齢が混ざっていると子供達が生き生きしているように感じますね。」

島外からいらした清水先生ならではの視点、そして米谷園長先生と同じ意見もありました。
のびのびと活動する園児と先生方。見学中は気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。

ごっこあそび_みなみ_533絵本_533

それでは引き続き移住についても伺
います。
直島に来て、ご自身が何か変わったと感じますか?

「とても、変わりましたね
。まず、時間の過ごし方が変わりました。それから、規則正しい生活を送るようになりました。あと、男の人のタイプも!笑
以前はファッション業界にいたためか、人もライフスタイルも外見に重きを置いている自分がいたと気づきました。
思えば、初めて直島に来たときは、直島の人にそれが伝わっていたんじゃないかと思います。ちょっと恥ずかしいですね。今は人間力が大事だなと思います。」

なるほど、人間力ですね。まさに、幼児学園から感じること
ができました。
最後に、この記事を見て幼児学園のお仕事に興味を持ってくださる方もいると思います。

そんな直島への一歩を踏み出そうとしている方へ、一言お願いします!

「島時間と聞いて、とてもゆっくりできると思っている方をよく聞きますが、直島での生活は意外と毎日が忙しく終わっていきます。でも、充実感に満ちた心地よい忙しさですよ。笑
直島の人を愛してくれる人に来てほしい。個人的には、アートや観光面の表面的なところでなく、古き良きものを残していけるような思考を持っている人が集まってくれたらうれしいです!」

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清水先生、保育部の先生方、ありがとうございました!
今日も、賑やかな声が園舎に響いていることと思います。

幼児学園等の町営施設の求人情報は、直島町役場HPに掲載されます。
興味のある方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
 

2016-03-21 |

 

 

 

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