日々の発見。ともに成長。〈前編〉

2016-03-20

マルチ_350

今回は直島町立幼児学園のお仕事紹介です。
米谷園長先生とIターンで保育補助員の清水先生のお話を、前編・後編に分けてお届け致します!

前編では、米谷園長先生に普段の幼児学園についてお話を伺いました。
現在の園舎は昭和48年築、小学校や役場と同様に石井和紘さんの建築作品です。昭和49年4月から直島幼児学園創立。当時としては先進的な幼保一元化で運営されてきました。(平成28年度からは幼保連携型認定こども園となりますが、これまでと同様に運営されて行くそうです。)

まず幼児学園はどんな職場でしょうか。

「幼児学園に関わるお仕事は、教諭・保育士の他に、保育補助員、用務員、調理員などがあります。直島出身の方も、島外から来られている方も共に働いており、臨時職員も含めると 17名の方が働いてくださっています。
みなさんが協力し合ってくれるのでとても助かります。みんなに支えられて、幼児学園の運営ができています。」

きゅうしょく室_533ごはん2_533

取材に伺った日も先生方だけでなく、他に調理員の方が楽しそうに子供達に声をかけている姿や、用務員の方が植栽のお手入れをされている姿がみられました。
それでは、直島町の幼児学園の特徴はどんなところでしょうか。

「2015年の5月1日現在、0〜5歳児の85名が在籍しています。各年齢で約20〜25名の子供達が登園しています。年齢を超えてのびのびと遊んでいますよ。園庭でどんぐり拾いができたり、近くの水路にメダカがいたりと自然の中の生き物とふれ合えるところも、直島の幼児学園ならではです。」

大きな園ではクラスごとに行動する事がほとんどだと思いますが、直島町はコンパクトな人数ならでは、普段から年齢を超えて遊んでいます。子供にとっては、よい刺激・よい学びの場となりそうですね。
また、自然に囲まれた園庭や、みんなで駆け回れる大きなマルチパーパスルーム。給食室や絵本のスペースなど、ゆとりのある環境。職場の環境としても、窓の外に緑が見えることはプラスになりそうです。

 
 おへや_533

長くこのお仕事に携わる中で、園長先生が変わらず感じている事があります。

「子供達とのふれ合いの全てが魅力的です。この前まではいはいをしていた子が、手をつないでお散歩出来るようになったり、1人でごはんを食べられるようになったり。もちろん大変なこともありますが、毎日、小さな発見や驚きがあります。」

子供達から、日々発見や感動があるとの一言。一人一人の個性を、きちんと理解してくださっているのではないかと感じました。「島の中では変わって行く事がたくさんあるけれど、これ(日々の発見や感動、発達の姿を目の当たりにすること)は変わらないですね。」と笑顔の米谷園長先生。

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そして最後に、直島で園の仕事をする魅力について教えていただきました。

「直島では、日常生活の中で卒園した子供達に会う事がありますし、町のイベントで活躍する姿を見る事もできます。卒園後も成長していく姿を見られる事は、本当に幸せです。」

終始笑顔で、色々なお話をしてくださいました。
中でも、最後にお話いただいた、「園にいる間だけでなく、卒園後も園児達とのふれ合いがある」ということが、直島での園の仕事の大きなやりがいの一つではないでしょうか。

後編は保育補助員である清水先生のお仕事を見学〜。

2016-03-20 |

 

 

 

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